子供の歯並びが悪いと起こる15個の全身への影響
子供の歯並びが悪いと、噛み合わせや見た目が悪いだけでなく下記の15個の項目が全身へと影響しています。
1.口がポカーンと開いている
2.口呼吸
3.口が臭い
4.食べるのが遅い
5.くちゃくちゃ食べる
6.発音が不明瞭
7.舌たらず
8.いびき
9.おねしょ
10.寝相が悪い
11.歯ぎしり
12.猫背
13.姿勢が悪い
14.注意散漫
15.集中力がない
なぜそうなってしまうのか、また治療方法も解説したいと思います。
1.口がポカーンと開いている 2.口呼吸 3.口が臭い
が該当する子供は開口(かいこう)と呼ばれる前歯が噛んでいない噛み合わせをしている事が多いです。
通常顎の骨は前方に成長にするのが発生学的に正しいのですが、最近の子供は下の方向に成長してしまっている事が多いです。鼻詰まり、アレルギーなどが原因で口呼吸になってしまい、ずっと口が開いてしまうので、顎が下の方向に成長し開口や面長、馬面になってしまう事があります。また分かりやすい所見として1.口がポカーンと開いている 2.口呼吸 3.口が臭いなどが現れます。
治療方法は?
①鼻詰まり、アレルギーを治療して口呼吸を鼻呼吸に切り替える
②顎を正しい方向に育てるトレーニングと装置を使い矯正治療
4.食べるのが遅い 5.くちゃくちゃ食べる
が該当する子供は開口(かいこう)、異常嚥下(えんげ)を認める事が多いです。
開口と呼ばれる前歯が噛んでいない噛み合わせの場合、そもそも前歯が噛んでいない分、噛めるエリアが少ないので食べるのが遅い事があります。また前歯の唇が閉じず、くちゃくちゃ音を鳴らして食べる事も多いです。
また異常嚥下と呼ばれる間違った食べ物の飲みこみ方をしている場合もあります。間違った飲みこみ方により歯が舌や唇に押されてしまし歯並びがガタガタになったりしてしまう事もあります。
治療方法は?
①開口の治療(矯正治療)
②正しい嚥下をトレーニング
6.発音が不明瞭 7.舌たらず
が該当する子供は顎の骨が小さく、歯が綺麗に並んでいないことが多いです。また舌小帯(ぜつしょうたい)と呼ばれる舌の裏側の筋が強く舌とくっついていることで、舌の動ける範囲が限られている事も多いです。
治療方法は?
①矯正治療
②舌を動かすトレーニング
③舌小帯の切除
8.いびき 9.おねしょ 10.寝相が悪い 11.歯ぎしり 12.猫背 13.姿勢が悪い 14.注意散漫15.集中力がない
が該当する子供は顎と顔面の成長が弱く気道が狭いので呼吸がしっかりできておらず、起きている時だと首を傾けたり、猫背にしたり、上を向くことでなんとか息をしている子供が増えています。
また寝ている時は子供ですが睡眠時無呼吸症候群になっており眠りの質が悪いことも近年問題となっています。その結果しっかり眠れていないのでおねしょや歯ぎしりをしたり、集中力がなかったり、子どもなりに呼吸できる場所を探るので寝相が悪かったりします。
治療方法は?
①アレルギーによって気道が狭くなっている事もあるのでアレルギーの治療
②顎を拡大矯正とトレーニングによって大きくして気道や鼻腔の容積を大きくして呼吸しやすくする
まとめ
顎の成長不足、歯並びによって子供に様々な問題が起こっている。
治療方法
①主に成長が弱い部分対して、成長を補助する矯正治療
②舌や口の周りの筋肉、呼吸、嚥下を正しく行うトレーニング
③アレルギーがある場合アレルギーの治療
治療開始時期
5歳〜9歳(なるべく早い方が良い。症例によってはもっと小さい頃から開始した方が良いこともありますので是非ご相談下さい。)
治療期間
1年〜3年 症例によってはⅡ期治療が必要になります。
子供歯並びと発育のご相談は
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監修者情報
谷口 貴一 本町ノーブル歯科 矯正歯科 院長
2児の父親
2013年に大阪歯科大学を卒業後、兵庫県の医療法人の矯正・小児歯科クリニックと大阪歯科大学口腔インプラント科で臨床研修修了。その後1年間大阪歯科大学口腔インプラント科病院員勤務。翌年、大阪市内の医療法人にて8年間勤務。2022年7月より本町ノーブル歯科 矯正歯科開業。
保有資格
・ 美容師免許
・ 日本顎咬合学会認定医
・ インビザラインドクター
年間130日以上学会やスタディーグループに参加し、現在は若手の歯科医師を自身のスタディーグループで指導。ほとんどの難症例を治療することができます。
院外ではプライベートのSNSで国民に向けて歯に関する情報を発信し続けており、遠方からのご来院もいただいております。
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