歯周病でもインビザライン矯正はできるの?
こんにちは。本町ノーブル歯科 矯正歯科です。
本日は歯周病でもインビザライン矯正は可能なのか、歯周病と矯正治療についてのお話していきます。
*歯周病とは
歯周病とは字のごとく、歯の周りに起こる病気です。実際には歯茎にのみ炎症が起きる「歯肉炎」と歯茎のみならず、歯を支えている骨にまで炎症が出ている「歯周炎」を総称して「歯周病」と言います。
歯周病は歯を失う原因の第一位(全体の約37%)ですが、痛みなどの自覚症状が乏しいため、症状が出たころには手遅れになってしまうケースもあります。
*歯周病とインビザライン矯正治療
では歯周病に罹患している状態でインビザラインなどのマウスピース矯正治療は可能なのでしょうか?
歯周病のなかでも軽度である「歯肉炎」であれば治療自体は可能な場合がありますが、一般的に歯周病治療を先に行い歯周状態が安定したのちに矯正治療へ移行します。
また、進行した歯周病「歯周炎」の場合は歯周病治療が優先的に行われます。
理由として、矯正治療では歯に矯正力を加えて歯を動かします。その際に歯周病細菌が多く存在すると歯周病を加速させてしまう原因になってしまうのです。そのため、歯周病治療を行い、歯周ポケットの改善とプラークコントロールの安定が見込めたのちに、矯正治療を行います。
また重度の歯周病の場合には、歯を支えている骨がそもそもかなり少ない場合があります。その場合、歯を動かし歯が並んだとしても咀嚼時の咬合圧に耐えることができなければ意味がありません。
そのため、歯周病治療・矯正治療ともに、しっかりと検査を行い、診査診断することや、歯周病を進行させないためのホームケアのテクニックをマスターする必要があります。
インビザライン矯正ではアライナーという取り外しが可能なマウスピースを使用するため、ケアがしやすく歯周病のコントロールがしやすいというメリットがあります。
*さいごに
インビザラインなどのマウスピース矯正に限らず、歯周病の状態での矯正治療は望ましくないことがご理解いただけたと思います。
当院では、歯周病だけでなく虫歯や噛み合わせの状態を総合的に診断し、ベストプランをご提案させていただいたのちに治療に移行します。
お口のことや治療のことでご不明点・ご心配なことがありましたらお気軽にご相談ください。
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監修者情報
谷口 貴一 本町ノーブル歯科 矯正歯科 院長
2013年に大阪歯科大学を卒業後、兵庫県の医療法人の矯正・小児歯科クリニックと大阪歯科大学口腔インプラント科で臨床研修修了。その後1年間大阪歯科大学口腔インプラント科病院員勤務。翌年、大阪市内の医療法人にて8年間勤務。2022年7月より本町ノーブル歯科 矯正歯科開業。
保有資格
・ 美容師免許
・ 日本顎咬合学会認定医
・ インビザラインドクター
年間130日以上学会やスタディーグループに参加し、現在は若手の歯科医師を自身のスタディーグループで指導。ほとんどの難症例を治療することができます。
院外ではプライベートのSNSで国民に向けて歯に関する情報を発信し続けており、遠方からのご来院もいただいております。
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