抜歯後、10の注意事項!
こんにちは。本町ノーブル歯科 矯正歯科です。
今回は、抜歯後の注意事項についてご説明させていただきたいと思います。
抜歯後、細菌感染を防ぎ、傷口の治りを良くするためにもぜひ、参考にしてみてください。
*抜歯後の注意事項
1).治療後2~3時間程度、ご飲食は控えてください。
抜歯を行うにあたり、麻酔を行なっていると思います。歯科で使用する麻酔は基本的に局所麻酔で多量の麻酔薬を使用している訳ではありませんが、およそ2~3時間程度は感覚がなく麻痺した状態が続きます。感覚がない状態でご飲食されると、熱いもので火傷したり、強く噛んでお口の中を怪我する恐れがあります。そのため、感覚が戻るまではご飲食は控えて置いてください。もちろん、麻酔の持続時間には、個人差があります。
2).傷口が良くなるまで刺激物は控えましょう
抜歯後の傷は、安静にして治した方が良いです。辛い物などは刺激が強いので控えましょう。
3).うがいの頻回は避けましょう
抜歯後は、お口の中が気持ち悪くてうがいをいつも以上にしてしまいがちですが、うがいをグチュグチュ何回もすると、傷口にできた血餅が剥がれ、出血したり治りが悪くなったりします。そのため、血餅が剥がれるような激しいうがいは控えましょう。
ちなみに血餅(ケッペイ)とは、傷口にできる血の塊で瘡蓋のようなものです。
4).血行が良くなることは避けましょう
血行が良くなると、出血しやすくなり何かの拍子に出血してしまったり血が止まりにくくなったりする可能性があります。そのため、アルコールや激しい運動、温度の高いお風呂への入浴は控えましょう。シャワーは、構いません。
5).患部を冷やすのはやめましょう
炎症や痛みがある場合、冷やすことで痛みが和らぐという方もいらっしゃるかと思いますが、それは一時的なものです。冷やすことで、血液が固まってしまい、血管に詰まる恐れがあります。それにより、余計に腫れたりお痛みが出ることもあります。
6).傷口を舌で舐めるのはやめましょう
傷口をベロベロ舐めるとそこから細菌感染して炎症を起こしてしまう可能性があります。そのため、気になるかもしれませんが舌で舐めるのはやめておいて下さい。
7).歯磨きは控えましょう
傷口をゴシゴシと歯ブラシで擦ると傷が悪化し、炎症が起きたり、お痛みが出たり、治りが悪くなったりします。抜歯直後は歯ブラシを当てずに、傷が治るまでゴシゴシ歯ブラシを当てるのは控えておいて下さい。他の部位は、通常通り磨いていただいて大丈夫です。
8).自宅で出血した時はガーゼで圧迫止血
抜歯後は、ガーゼでしっかりと止血し、血が止まっていることを確認してからお帰りいただきますが、帰宅後に出血する可能性もあります。その際は、お帰りの際にお渡しするガーゼで15分程度しっかりと圧迫止血を行なって下さい。そうすることで、止血することができます。
9).処方された薬は用法・用量を守る
処方されたお薬は用法・用量を守り服用しましょう。抗生物質や整腸剤、胃薬などは飲みきるようにと説明を受ける場合が多いかと思います。痛み止めは、痛みが出てからでも良いですが、痛みが出そうだなと思ったら少し早めに服用しておくと安心です。また、歯科医院に限らず病院やクリニックを受診する際は、普段服用しているお薬の名前が分かるようなお薬手帳などを忘れないようにしましょう。
10).緊急時はすぐに連絡を!
圧迫止血をしても30分以上、出血が止まらない時や激しいお痛みが続き我慢できない時はすぐに歯科医院に連絡し、指示を仰いだり、診てもらうようにしましょう。くれぐれも自己判断で対処しないようにお願いします。
※親知らずの抜歯の際は、この他に皮膚の内出血や開口障害、麻痺などの症状も考えらます。皮膚の内出血は1週間から2週間程度で改善しますが、その他の症状がでた場合は、担当の歯科医師にご相談ください。
*さいごに
今回は、抜歯後の注意事項についてお話しさせていただきました。抜歯をされる方は、不安も大きいと思います。少しでもこの記事が参考になり、お役に立つことができれば嬉しいです。
当院でも、必要に応じた抜歯や親知らずの抜歯を行なっております。しっかりと、検査しご説明させていただいた上で行いますので、安心して処置を受けていただけると思います。抜歯を考えているけど不安な方やイベント前なので検討中の方などお気軽にご相談ください。
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監修者情報
谷口 貴一 本町ノーブル歯科 矯正歯科 院長
2013年に大阪歯科大学を卒業後、兵庫県の医療法人の矯正・小児歯科クリニックと大阪歯科大学口腔インプラント科で臨床研修修了。その後1年間大阪歯科大学口腔インプラント科病院員勤務。翌年、大阪市内の医療法人にて8年間勤務。2022年7月より本町ノーブル歯科 矯正歯科開業。
保有資格
・ 美容師免許
・ 日本顎咬合学会認定医
・ インビザラインドクター
年間130日以上学会やスタディーグループに参加し、現在は若手の歯科医師を自身のスタディーグループで指導。ほとんどの難症例を治療することができます。
院外ではプライベートのSNSで国民に向けて歯に関する情報を発信し続けており、遠方からのご来院もいただいております。
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