インビザライン矯正中の飲み物について
こんにちは。本町ノーブル歯科 矯正歯科です。
本日はインビザライン矯正中に気をつけたい飲み物について、詳しく解説していきたいと思います!
*インビザライン矯正中に飲めるもの
結果からお伝えすると、インビザライン矯正中に飲んで良いものは『水』のみです。
その他の飲み物に関して、どのようなリスクがあるのでしょうか?
リスク別にご紹介します。
・虫歯のリスクになる飲み物
糖分を含む甘い飲み物や酸性度の高い炭酸飲料やフルーツジュースは虫歯のリスクになります。
そのため、マウスピースを装着した状態で飲むのは控えるのが望ましいです。
この表は飲み物の酸性度を表しています。
参考:nico
歯の表面のエナメル質が溶け始める臨界pH(pH5.5)を超えるの飲み物は全て虫歯のリスクを上げてしまいます。
通常マウスピースを装着していない状態であれば唾液の循環があるため、お口の中の酸性度は徐々に中和され中性に戻って行きます。しかし、マウスピースを装着している状態で飲食をした場合マウスピース内に飲み物が入ることで歯の表面が溶け続けてしまう可能性があります。
・着色の原因になるもの
無糖のものでも色の濃いコーヒーや紅茶、緑茶などはマウスピースの着色の原因になります。
インビザライン矯正では同じマウスピースを1〜2週間使用し続けるため、気をつけていても着色してきてしまうものです。
見えにくいことがメリットのインビザライン矯正においてマウスピースが着色してしまっては本末転倒です。
可能な限りマウスピースを外すようにし、飲んだ場合にもうがいなどをするのが望ましいです。
・マウスピースの変形につながる飲み物
熱い飲み物はマウスピースの変形の原因になるため、装着した状態で飲むのは控えましょう。
マウスピースが変形してしまうと、マウスピースが密着しなくなったりそもそも装着が難しくなる場合もあります。
治療計画通り治療を進めて行くためにも、熱い飲み物はマウスピースを外してから飲むように心がけましょう。
*飲んでも良い飲み物
最初にお伝えした通り、原則『水』はマウスピースを装着した状態で摂取して問題ありません。
しかし、見た目が水のようでも味の付いているフレーバーウォーターは糖分が含まれているので注意が必要です。
また、無糖の炭酸水も虫歯のリスクは低いですが酸性度がpH5.5以下のため、酸蝕症と呼ばれるエナメル質が溶けてしまう可能性があります。
そのため、矯正中に歯が虫歯にならないためにも第一選択は『水』にすると安心です。
*さいごに
インビザライン矯正中の飲み物について解説させていただきました。
見た目でも気付きにくく、マウスピースを外せることでホームケアがしやすいインビザライン 矯正ですが、装着した状態での飲食は基本的に『水』に限定するため、最初は慣れが必要かもしれません。
しかし、取り外しを行いケアが行える状態であれば飲食物に制限はないため、飲むタイミングを考えながらストレスにならないようにしていきましょう。
関連記事として、インビザライン治療中の食事の注意点についても解説していますので、ぜひご覧ください。
当院ではインビザラインを始めとした、矯正治療を行なっております。
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監修者情報
谷口 貴一 本町ノーブル歯科 矯正歯科 院長
2013年に大阪歯科大学を卒業後、兵庫県の医療法人の矯正・小児歯科クリニックと大阪歯科大学口腔インプラント科で臨床研修修了。その後1年間大阪歯科大学口腔インプラント科病院員勤務。翌年、大阪市内の医療法人にて8年間勤務。2022年7月より本町ノーブル歯科 矯正歯科開業。
保有資格
・ 美容師免許
・ 日本顎咬合学会認定医
・ インビザラインドクター
年間130日以上学会やスタディーグループに参加し、現在は若手の歯科医師を自身のスタディーグループで指導。ほとんどの難症例を治療することができます。
院外ではプライベートのSNSで国民に向けて歯に関する情報を発信し続けており、遠方からのご来院もいただいております。
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