インビザライン中にお口が乾燥するのはなぜ?原因と対策について解説!
こんにちは。本町ノーブル歯科 矯正歯科です。
本日はインビザライン治療中によくご相談いただく、お口の乾燥についてその原因と対処法について解説します。
*インビザライン中にお口は乾燥するのか
インビザライン矯正中にお口の乾燥は起きやすいです。
その原因はなんなのでしょうか?
①マウスピースがあるので唾液の循環が悪い
インビザライン矯正では、マウスピースを装着するためどうしても唾液の循環が装着をしていない状態に比べ悪くなりやすいです。
そのため、お口が乾いた感覚になりやすいです。
②口が閉じにくい
インビザラインのマウスピースは厚さ0.5mmほどで上下両方合わせても1.0mmほどですが、実際何も付けていない状態からくらべると口を閉じにくくなる可能性があります。
その結果、口が開きやすいことで無意識に口呼吸になってしまう場合があり、お口の乾燥を感じやすくなります。
③水分不足
マウスピースを装着した状態で、水以外の水分は着色や虫歯の原因になるため、摂取自体が面倒に感じてしまう場合があります。
水分補給がおろそかになると、水分不足からお口の潤いが保ちにくくなる傾向にあります。
*お口が乾くとどんなことが起きるのか
①虫歯・歯周病のリスクが上がる
唾液にはお口の中を潤すだけでなく、自浄作用や抗菌作用・再石化作用などさまざまな力があります。しかし、お口が乾燥し唾液の循環が悪くなることで、虫歯や歯周病になりやすくなってしまいます。
インビザライン矯正中でも、歯周病や虫歯になってしまうと、治療の優先順位は歯周病や虫歯の治療が高いです。そのため、治療期間が延びることや、治療の内容によってはマウスピースを再度作製する必要が出てしまいます。
②口臭の原因になる
口臭も上記したことと同様に、唾液の自浄作用や抗菌作用が低下することでお口の中の菌量が増え、口臭を感じやすくなります。
③粘膜が傷つきやすくなる
お口が乾燥した状態は、唾液の粘膜保護効果が減少してしまうためアタッチメントやマウスピースのふちで傷つきやすく、口内炎などもできやすくなる可能性があります。
*お口の乾燥を防ぐために
お口が乾燥した状態は、虫歯や歯周病などのリスクを上げるため、お口の中を潤すことの重要性をご理解いただけたかと思います。
それでは水分の摂取を意識する以外にもリスクを下げる方法はあるのでしょうか?
①鼻呼吸を意識する
人の呼吸は鼻で行うのが正常です。口呼吸は乾燥だけでなく、免疫力の低下などの影響もあるため、鼻呼吸を意識しましょう。
②マスクをつける
コロナ禍でマスクをつける人が多いですが、お口周りの湿度を上げるためにもマスクは効果的です。
*さいごに
インビザライン矯正中になぜお口が乾くのか、その原因と対策についてお話しさせていただきました。
矯正治療中は慣れるまではストレスに感じる部分もあるかと思いますが、少しでも快適に治療を進められるよう工夫をしていくことが大切です。
当院はインビザライン矯正だけでなく、虫歯や歯周病、審美治療など幅広い治療を行なっております。
お口の中のお悩みや噛み合わせについての相談など、お気軽にご相談くださいませ。
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監修者情報
谷口 貴一 本町ノーブル歯科 矯正歯科 院長
2013年に大阪歯科大学を卒業後、兵庫県の医療法人の矯正・小児歯科クリニックと大阪歯科大学口腔インプラント科で臨床研修修了。その後1年間大阪歯科大学口腔インプラント科病院員勤務。翌年、大阪市内の医療法人にて8年間勤務。2022年7月より本町ノーブル歯科 矯正歯科開業。
保有資格
・ 美容師免許
・ 日本顎咬合学会認定医
・ インビザラインドクター
年間130日以上学会やスタディーグループに参加し、現在は若手の歯科医師を自身のスタディーグループで指導。ほとんどの難症例を治療することができます。
院外ではプライベートのSNSで国民に向けて歯に関する情報を発信し続けており、遠方からのご来院もいただいております。
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