ブログ

歯周病について簡単に解説。

こんにちは。本町ノーブル歯科 矯正歯科です。
今回は、歯周病についてお話しさせていただきたいと思います。少しでも、ご自身の歯を長持ちさせ、美味しくお食事されたい方。最後まで読んでいただき今後の参考にしていただければ嬉しいです。
 

*歯周病とは

歯周病は、歯肉溝(歯と歯茎の間)から侵入した細菌が歯茎に炎症を引き起こす感染症です。歯周病は、歯肉炎から始まり悪化すると歯周炎となり歯周組織を破壊します。歯周組織の一つである歯槽骨(歯を支える骨)が吸収されることにより歯がぐらつき最悪の場合抜け落ちてしまいます。
 

※日本口腔保健協会の参考画像から
 
 

*歯肉炎と歯周炎の違い


※高知市の参考画像から
 
 

・歯肉炎

歯肉炎は、歯周病の初期段階にみられる症状で歯肉腫脹や発赤、出血、歯肉退縮などが主な症状です。このような症状がありますが、歯周組織の破壊は起きていないため歯が揺れたり抜け落ちたりの重度症状はありません。
 

・歯周炎

歯周炎は、歯肉炎からさらに進行し歯周組織の破壊が見られている段階です。
歯周組織は、以下の4つです。

・歯肉
・セメント質
・歯根膜
・歯槽骨

これらは、歯を支える上でとても大切な組織です。この組織が破壊されていくと、歯の動揺や脱落に繋がります。歯周炎の主な症状は、歯肉腫脹・発赤・出血・歯肉退縮に加え、歯槽骨吸収・歯の動揺・歯周ポケットの形成、場合によっては排膿が見られこともあります。
 
 

*歯周病の予防に大切なこと

30歳までは、むし歯のリスクが高いと言われていますが、35歳を過ぎた頃から一気に歯周病のリスクが上がります。しかし、むし歯も歯周病もいきなり発症するわけではありません。日々の生活習慣が基本的な原因です。そのため、歯周病治療・予防治療では、口腔内環境を整える口腔ケアだけでなく、食生活や睡眠などをはじめとする生活習慣の見直しも必要です。
 

 
歯周病は、不規則で偏った食生活・睡眠不足・ストレス、そして基礎疾患との関連性と多くの要因やリスクが関係します。様々な角度からアプローチしていかなければなりません。歯周病の予防は、単に口腔清掃不良、細菌数が原因というわけではないということです。歯科医院でも定期的にメインテナンスを行い、プロフェッショナルケアで全力の予防処置とサポートをさせていただきます。それにプラスα、規則正しくバランスの良い食事を摂り、適度に運動し、ストレスを軽減すること。そして、全身疾患のリスクに注意し生活することが大切です。
 

 
また、お口の中は寝ている時(お口の中が乾燥しやすい時)に細菌が繁殖しやすく、朝起きた時が1番不衛生です。そのため、歯磨きは食事の後のみに行うのではなく、起床時や就寝時も行いましょう。全て完璧に行うことはできません。少しでも心がけ、意識した生活を送ることが重要です。
 

 

*さいごに

今回は、歯周病についてお話しさせていただきました。歯周病は歯科の二大疾患のひとつで歯を失う大きな要因でもあります。なかなか目立った症状が出ず、歯科医院を定期的に受診していないと気づかないことが多いです。しかしながら、進行も早く症状が出始めた頃には手遅れということもあるため注意しましょう。
 
当院で歯周病治療の他、未然に防ぐ予防処置を行なっておりメインテナンスやクリーニングも力を入れております。歯周病に罹患してしまう前に一度、当院へお越し下さい。
 
WEB予約はコチラ。お電話でのお問い合わせ・ご予約はコチラ
 

監修者情報

谷口 貴一 本町ノーブル歯科 矯正歯科 院長

2013年に大阪歯科大学を卒業後、兵庫県の医療法人の矯正・小児歯科クリニックと大阪歯科大学口腔インプラント科で臨床研修修了。その後1年間大阪歯科大学口腔インプラント科病院員勤務。翌年、大阪市内の医療法人にて8年間勤務。2022年7月より本町ノーブル歯科 矯正歯科開業。

保有資格
・ 美容師免許
日本顎咬合学会認定医
インビザラインドクター

年間130日以上学会やスタディーグループに参加し、現在は若手の歯科医師を自身のスタディーグループで指導。ほとんどの難症例を治療することができます。
院外ではプライベートのSNSで国民に向けて歯に関する情報を発信し続けており、遠方からのご来院もいただいております。

詳しい院長紹介はコチラ

TOP
0665318811
WEB予約
0665318811
WEB予約