＊マイナンバーカードの健康保険証利用申込みは完了しましたか？

2024年秋をめどに、紙の健康保険証が廃止され、マイナンバーと健康保険証が一体化した「マイナ保険証」が主になることを知っていましたか？現在、ほとんどの方々がマイナンバーカードを発行し、健康保険証として利用するための手続きを終えられているとは思いますが、まだの方は早めにお手続きされることをおすすめします。本記事では、なぜマイナ保険証を利用しないと損してしまうのかについてご紹介させていただきます。少しでも皆様のご参考になれば幸いです。
 
 

＊マイナ保険証とは？

マイナ保険証とは、マイナンバーカードを健康保険証として利用することです。2021年10月20日から本格的な運用がスタートし、2023年1月時点でマイナ保険証の登録件数は約4,281万件で、公的医療保険制度加入者の約22%が該当しています。
 

 
これまで、マイナンバーカードの普及に向けたさまざまな施策が進められてきましたが、マイナンバーの取得やマイナ保険証への切り替えは個人の任意とされています。
 

＊マイナ保険証を使用する４つのメリット

メリット1：より良い医療を受けるこでが出来る

医療機関を受診した際に、お薬の情報や特定健診の結果の提供に同意すると、医師等からご自身の情報に基づいた総合的な診断や重複する投薬を回避した適切な処方を受けることが出来ます。
 

メリット2：窓口で限度以上の支払いが不要に！

高額な医療費が発生する場合でも、マイナンバーカードを保険証として使うことで、ご自身で高額な医療費を一時的に自己負担したり、役所で限度額適用認定証の書類申請手続きをする必要がなくなります。
 

メリット3：マイナポータルで確定申告の医療費控除が簡単に出来る

マイナポータルから保険医療を受けた記録が参照出来るため、領収証を保管・提出する必要がなく、簡単に医療費控除申請の手続きが出来ます。
 

メリット4：就職・転職・引越し後も健康保険証としてずっと使える

新しい健康保険証の発行を待たずに、医療機関・薬局で利用出来ます。
 
※引用先：マイナポータル公式サイト
 
 

＊マイナ保険証を利用しないと損な理由

マイナ保険証を利用しないと損してしまうのをご存知でしたか？なぜなら、マイナ保険証を利用する方としない方とでは、医療費が変わってくるからです。
 
マイナンバーカードを読み取るカードリーダーまたは資格確認届出を行っている病院では、マイナ保険証の提示がなければ、医療費負担額が増えます。これは、政府がオンライン資格システムの導入を加速させるため、2023年4月から12月までの期間限定で病院や診療所などの初診料・再診料に加算される金額が次のように見直されることになりました。
 

 
 
マイナ保険証を利用した場合は、初診時の加算が20円（3割負担で6円）でこれまで通りですが、従来の健康保険証で受診した場合、60円（3割負担で18円）で40円引き上げられます。また、再診時については、マイナ保険証の場合加算はないが、健康保険証で受診した場合、20円（3割負担で6円）が加算されることとなりました。つまり、初診時には40円（3割負担で12円）、再診時には20円（3割負担で6円）に差がつくことになるのです。
 
 
ただし、この加算がつくのには次のような要件があります。

①マイナンバーカードを読み取ることができるカードリーダーなどを設置している

②オンライン請求を行っている

この２つの要件を満たした医療機関を利用した場合、加算されます。
このようにみると、マイナ保証に対応していない医療機関を利用するのが、一番医療費を安いのではとお考えになるかと思いますが、厚生労働省は、2023年4月までに全ての病院や診療所などに対して、マイナ保険証による健康保険の資格確認システムを導入することを義務付けています。そのため、2023年4月以降に医療機関を受診する際は、忘れずにマイナンバーカードを持参することをおすすめします。
 
 

＊さいごに

当院でも4月からマイナンバーカードを読み取るカードリーダーを設置しております。初診でご来院の際や月が変わった際、保険証の内容にご変更があったときは、受付にて保険証確認をさせていただいております。ご来院の際は、従来の保険証をご利用いただくよりもマイナ保険証をご利用いただくと少しお得に受診していただくことができますので、ぜひこの機会にご利用ください。
 
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監修者情報

谷口　貴一　本町ノーブル歯科 矯正歯科　院長

2013年に大阪歯科大学を卒業後、兵庫県の医療法人の矯正・小児歯科クリニックと大阪歯科大学口腔インプラント科で臨床研修修了。その後1年間大阪歯科大学口腔インプラント科病院員勤務。翌年、大阪市内の医療法人にて8年間勤務。2022年7月より本町ノーブル歯科 矯正歯科開業。

保有資格
・ 美容師免許
・ 日本顎咬合学会認定医
・ インビザラインドクター

年間130日以上学会やスタディーグループに参加し、現在は若手の歯科医師を自身のスタディーグループで指導。ほとんどの難症例を治療することができます。
院外ではプライベートのSNSで国民に向けて歯に関する情報を発信し続けており、遠方からのご来院もいただいております。

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