笑った時に3mm以上見える歯ぐきをガミースマイルと言います。

病気ではありませんが、審美的な問題で悩んでいる方は多いです。

 

まず一言にガミースマイルと言ってもガミースマイルの原因はたくさんあります。

 

今回は笑った時に唇がめくれ上がりすぎる事が原因でガミースマイルになる方の治療方法を解説します。笑った時に唇がめくり上がりすぎる方は唇の上方にある上唇挙筋と呼ばれる唇を上に挙げる筋肉の働きが非常に強いです。ですので、このタイプでガミースマイルの方は笑うと上唇が薄くなる事が特徴の1つとなります。

 

上唇の筋肉が過剰に唇をめくり上げてしまってガミースマイルの方はリップリポジショニング（上唇粘膜切除術）もしくはボトックス注射が適応になります。

リップリポジショニングとは？

リップリポジショニングは図のAとBの間の部分の歯ぐきを切り取り、糸で縫います。

そうすると笑っても唇が上がらないようにする事ができます。世界中でされている施術方法ですが日本でできる歯科医院は凄く少ないです。平均で3.4mm歯ぐきを見えなくする事ができると言われていますが、当院では平均で5mm歯ぐきを見えなくする事ができます。

リップリポジショニングの施術時間は120分、通常の歯科麻酔で行う簡単な施術です。全てお口の中からアプローチしますのでオペした後は、外から分かりません。オペ後鼻の下が腫れる可能性があります。激しい運動でなければその日に仕事をする事は可能です。糸を抜くまで大笑いだけは避けるようにお願いしています。痛みは痛み止め（ロキソニン）で充分コントロールできる程度です。

 

2週間後に糸抜きをします。傷跡は日常生活では分からない所にあり、2週間後にはほとんど消えます。糸を抜けば治療は終わります。県外の遠方の方には吸収性の糸で縫いますので糸抜きの必要はありません。

 

リップリポジショニングよくあるQ&A

Q:施術後、笑いにくくなったりしますか？
A:日常生活で気にならない程度です。

Q:後戻りはしますか？
A:10％位の可能性で起こります。

Q:リップリポジショニングの治療回数は何回ですか？
A:通常2回です。

①問診、お話、検査、施術
②糸抜き

他府県、遠方の方は1回です。

⓪ZOOMによるオンラインカウンセリング
①問診、お話、検査、施術（吸収性の糸で縫合するので糸抜きは必要ありません）

 

 

ボトックス注射

上唇を上げる筋肉に上唇挙筋と呼ばれる筋肉があります。ガミースマイルの患者さんはこの筋肉の働きが強くて唇が上がり過ぎてしまって歯ぐきが過度に見えてしまいます。その筋肉をボツリヌス菌から産生されるボツリヌストキシンを2〜3箇所注射することで筋肉の働きを抑制する治療方法です。痛みは筋肉注射ですのでワクチンの注射と同じくらいです。ガミースマイルの治療の中では最も安価で簡単です。
施術は3分ほどで終わり、2〜3日後から効果が現れます。作用期間は3〜6ヶ月で効果が薄れる前に次の投与を行うことを推奨します。継続的に注射をする必要があります。

ボトックス注射の治療の流れ

基本的には１回の施術で終わり、その後は定期的に効果が薄れる前に施術します。
①問診、お話、検査、施術
②定期的な施術

 

ボトックス注射よくあるQ&A

Q:施術後、笑いにくくなったりしますか？
A:少し違和感はありますが、時間と共に戻りますのでご安心ください。

Q:後戻りはしますか？
A:3〜6ヶ月に起こります。

Q:化粧はいつからできますか？
A:翌日から可能です。運動等も翌日から可能です。

Q:ボトックス注射ができない人はいますか？
A:妊娠中、授乳中の方は控えてください。

 

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本町ノーブル歯科矯正歯科では全国からガミースマイルでお悩みの患者様がご来院しています。

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監修者情報

谷口　貴一　本町ノーブル歯科 矯正歯科　院長

2013年に大阪歯科大学を卒業後、兵庫県の医療法人の矯正・小児歯科クリニックと大阪歯科大学口腔インプラント科で臨床研修修了。その後1年間大阪歯科大学口腔インプラント科病院員勤務。翌年、大阪市内の医療法人にて8年間勤務。2022年7月より本町ノーブル歯科 矯正歯科開業。

保有資格
・ 美容師免許
・ 日本顎咬合学会認定医
・ インビザラインドクター

年間130日以上学会やスタディーグループに参加し、現在は若手の歯科医師を自身のスタディーグループで指導。ほとんどの難症例を治療することができます。
院外ではプライベートのSNSで国民に向けて歯に関する情報を発信し続けており、遠方からのご来院もいただいております。

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