ガムピーリングってなに? 歯茎の黒ずみの原因と治療法について解説!
こんにちは。本町ノーブル歯科 矯正歯科です。
歯のホワイトニングは日本でも浸透してきたものの、まだまだ認知度の低い歯茎のホワイトニング『ガムピーリング』をご存知でしょうか?
日本人の成人の2人にひとりは歯茎の黒ずみが気になるというデータもありますが、原因や治療法は知らない方も多いかと思います。
本日は歯茎の黒ずみの原因とその治療法、当院で行なっているガムピーリングについて紹介致します。
歯茎の黒ずみの主な原因は4つです。
* 原因
⑴メラニン色素の沈着
歯茎にメラニン色素が沈着することで、全体的に歯茎が黒ずんで見えます。
メラニンが沈着する要因として、口呼吸や紫外線・刺激の強い食べ物や強い歯ブラシ圧などがありますが、メラニンそのものに害はありません。
一度褐色化してしまうと自然に元に戻ることはないため、取り除くためには肌同様ピーリングが必要になります。
⑵差し歯や被せ物の影響(メタルタトゥー)
差し歯や被せ物に金属が含まれる場合、歯茎に金属が接触し続けている部分に金属が溶け出してしまう場合があります。
これを「メタルタトゥー」と呼び、歯茎の表層では無く深部から変色している場合が多いです。
⑶喫煙
タバコに含まれているタールが歯茎に付着したり、ニコチンや一酸化炭素によって血流障害が起きることで、歯茎が赤黒く見えることがあります。
喫煙している方のみならず、副流煙でも歯茎の黒ずみが出るという報告もあります。
⑷歯周病
歯周病の場合、初期は歯茎の赤みが見られますが、進行するとともに歯石が歯茎の奥の方で沈着するため、歯茎から透けて黒ずんでいるように見えることがあります。
* 治療法
⑴レーザー治療
薬品を黒ずんだ歯茎に塗布し、レーザーを当て歯茎の再生を促す治療法です。
レーザーを当てた歯茎は一度組織が壊れるため、再生する時にピンクの歯茎になります。
⑵ガムピーリング
ガムピーリングは、歯茎に薬剤を塗って表面をピーリングする方法です。
施術した当日から2日間ほど薬液を塗布した部分が白くなりますが、おおよそ1〜2週間で歯茎がピンク色になっていきます。
状態によって、2回ほど繰り返し、メラニン除去を行います。
少し歯茎がピリピリ痛み場合がありますが、2〜3日で落ち着く場合が多いです。
⑶メタルフリー
差し歯や被せ歯が原因のメタルタトゥーの場合は、土台や被せ物を金属製ではなくレジンやセラミックスにかえることで、今以上に黒ずみが増えることがなくなります。
メタルタトゥーの場合、金属イオンが歯茎の奥深くまで浸透しているため、治療で完全に取り除くのは難しい場合があります。
⑷禁煙
タールやニコチンの影響を受けるため、歯茎の黒ずみの根本的な改善には必要不可欠です。
喫煙は歯周病との関連も強く、お口の健康のためにも禁煙を考えてみるのはいかがでしょうか。
* 当院でのガムピーリング症例の紹介
[Before]
[After]
歯の白さだけで無く、歯茎もピンク色になったことで口元がさらに明るく健康的になりました。
マスク生活が続く間に、口元の印象アップを目指してみてはいかがでしょうか?
* 歯茎の黒ずみでお悩みなら是非ご相談ください。
歯茎の黒ずみの原因も様々です。
その黒ずみの原因は何なのか、ベストな治療法は何なのか、専門家にご相談ください。
監修者情報
谷口 貴一 本町ノーブル歯科 矯正歯科 院長
2013年に大阪歯科大学を卒業後、兵庫県の医療法人の矯正・小児歯科クリニックと大阪歯科大学口腔インプラント科で臨床研修修了。その後1年間大阪歯科大学口腔インプラント科病院員勤務。翌年、大阪市内の医療法人にて8年間勤務。2022年7月より本町ノーブル歯科 矯正歯科開業。
保有資格
・ 美容師免許
・ 日本顎咬合学会認定医
・ インビザラインドクター
年間130日以上学会やスタディーグループに参加し、現在は若手の歯科医師を自身のスタディーグループで指導。ほとんどの難症例を治療することができます。
院外ではプライベートのSNSで国民に向けて歯に関する情報を発信し続けており、遠方からのご来院もいただいております。
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