子どもの歯の検診は3歳から

「ずっと使う歯だから、最初にきちんと守る。」
子どもの歯を守ることは、大人の歯を守ることにつながります。
「乳歯はそのうち抜けるから大丈夫」と思われがちですが、実は3歳までのケアがその後の虫歯リスクを大きく左右すると言われています。乳歯の虫歯をきっかけに、お口の中の環境は整いづらくなり、そのまま永久歯にも悪影響が出てしまうことも。
だからこそ、私たちは“歯の人生のスタート地点”にしっかり寄り添いたいと考えています。
当院の小児歯科の特徴
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「こわくない・楽しい」歯医者さんです
「もうあんな痛い思いはしたくない…」
子どもの頃に歯科医院でつらい思いをした経験が、大人になっても心に残っているという方は少なくありません。
一度でも「歯医者=こわい・いやな場所」という印象を持ってしまうと、その後も通院に抵抗を感じてしまい、お口の健康を守ることが難しくなる場合があります。
私たち歯科医師はもちろん、ご家族にとっても、そのような状況は望ましいものではありません。
だからこそ当院では、お子様に「歯医者さんって楽しいところ!」と思ってもらえるよう、診療の進め方や院内の雰囲気づくりなど、さまざまな工夫を行っています。 -
POINT01
寝た状態でテレビを見ながら治療を受けられる
当院では、小児歯科の治療時にお子さまがリラックスして治療を受けられるよう、特殊なメガネをご用意しています。このメガネをかけると、仰向けのままでもテレビを楽しむことができます。治療中も好きな映像を見ながら過ごせるため、不安が和らぎ、落ち着いて治療を受けられます。
また、治療器具が視界に入らないため、スムーズな治療が可能になります。POINT02がんばったご褒美にガチャガチャ・シールくじ
治療を頑張ったお子さまには、ガチャガチャのおもちゃとシールくじをプレゼントしています。
お子さまが「また来たい!」と思えるよう、楽しみながら通える工夫をしています。POINT03院長は子どもが大好きな二児のパパです
当院の院長は、2人の子どものパパです。
子どもが大好きで、日々たくさんのお子さまと接してきた経験があります。そのため、小さなお子さまも安心して治療を受けられるよう、親しみやすく優しい対応を心がけています。 -
予防歯科に力を入れています
小児歯科は、虫歯を治すことだけが目的ではありません。
正しい歯みがきの習慣を身につけ、定期的な検診を受け、必要に応じて歯並びのケアを行うことで、将来にわたって健康な永久歯を育てることを目指しています。
「乳歯はどうせ生えかわるから、虫歯になっても大丈夫」と思われることがありますが、これは大きな誤解です。
乳歯の虫歯治療で痛みを経験すると、「歯医者は痛くてこわい場所」というイメージが強く残り、大人になってからも歯科医院に行くのがストレスになることがあります。
その結果、虫歯や歯周病が進行し、ようやく受診したときにはすでに重症化していて、多くの歯を失ってしまう…というケースも少なくありません。
そのような事態を防ぐためにも、小さな頃から虫歯をつくらないことがとても大切です。
当院の小児予防歯科
「歯を削らない未来のために、いまからできること。」
当院では、お子さまの歯を「虫歯になってから治す」のではなく、「虫歯にならないように守る」ことを大切にしています。そのため、フッ素塗布やブラッシング指導などの予防ケアを中心に、3歳頃からの定期的な通院をおすすめしています。
特に3歳までは治療が難しいことがあり、嫌がったり暴れたりする場合は、無理に治療を行わず、薬を塗る等のケアを中心に進めます。
お子さまが安心して通える環境を整え、健やかな歯を守り続けるサポートをいたします。お子さまの笑顔を守るため、一緒に予防を始めましょう。
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フッ素塗布
フッ素には、歯の表面をおおうエナメル質を強くし、虫歯の原因となる酸の産生を抑える働きがあります。特に乳歯や、生えたばかりの永久歯は歯質がまだやわらかく、虫歯になりやすい状態です。
そこで、定期的にフッ素を塗布することで、虫歯に負けにくい強い歯を育てていきます。
フッ素の効果を長く保つためには、定期的な塗布を継続して行うことが大切です。 -
シーラント
シーラントとは、奥歯のかみ合わせ部分にある深い溝を、専用の歯科用樹脂で埋める処置のことです。この処置により、食べかすや細菌が入り込むのを防ぎ、虫歯予防につなげます。
使用する樹脂にはフッ素が含まれているため、歯を強くする効果も期待できます。
特に、乳歯や生えたばかりの永久歯の奥歯には、シーラント処置を行うことをおすすめしています。 -
ブラッシング指導
ブラッシング指導で大切なのは、まず「どこに汚れがたまりやすいか」を知ること、そして「どうやって落とすか」を身につけることです。
当院では、お子様が自分で歯ブラシを扱えるようになったら、鏡を見ながら楽しくていねいに磨き方をお教えしています。
毎日の習慣を大切にしながら、自分の歯を自分で守れるようサポートします。 -
定期健診
お子様のお口の状態に合わせて、1~4か月ごとに定期健診をおすすめしています。
虫歯や歯ぐきのチェックはもちろん、歯の生え変わりや歯並びの状態確認、歯のクリーニング、予防処置まで、総合的にケアを行います。
診察の際に、ご心配なことや気になることがあれば、どんなことでもご相談ください。
私たちが一緒に、親御さんのお悩みに丁寧にお応えしてまいります。
小児矯正について

小児矯正は、あごの骨が成長している時期に行う矯正治療で、理想的なタイミングで始められることが大きなメリットです。
あごの骨がやわらかく、成長途中であるうちに治療を始めることで、自然な発育に合わせながら歯並びやかみ合わせを整えることができます。
そのため、永久歯を抜かずに済む可能性が高まり、より良い治療結果が期待できます。
歯並びやかみ合わせの乱れ(不正咬合)は、見た目の問題だけでなく、虫歯や歯周病のリスクを高めたり、発音や咀嚼、さらには心理面にも影響を与えたりすることがあります。
小さなうちから矯正治療を始めることで、心身ともに健やかな成長をサポートすることができます。将来、健康な歯とバランスのとれた体を保つためにも、早めの受診と治療の検討をおすすめします。
小児歯科のよくある質問
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初めて歯医者に行くタイミングはいつがいいですか?
初めての歯が生え始める頃(生後6か月〜1歳ごろ)が、小児歯科の受診に適したタイミングです。この時期に一度受診しておくことで、将来の虫歯や歯並びのトラブルを早めに見つけて予防することができます。また、早い段階で通院の習慣をつけることで、歯科医院に対する「こわい」というイメージがつきにくくなり、自然と定期的なケアが身につきやすくなります。
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歯磨きはいつから始めたらよいですか?
歯が生え始めたら、できるだけ早めにケアを始めるのが理想です。
最初は歯ブラシではなく、ガーゼややわらかい布で歯や歯ぐきをやさしくぬぐうことからスタートしましょう。その後、少しずつ歯ブラシに慣れていけるようサポートしてあげてください。 -
子どもが歯医者を怖がってしまいます。どうしたらいいですか?
当院では、お子様がリラックスできるよう、特殊メガネや、ご褒美ガチャガチャでなどの工夫を行っています。子供好きな親しみやすい院長とスタッフが優しく対応致しますのでご安心してご来院ください。
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フッ素塗布はいつ頃からできますか?また、頻度は?
フッ素塗布は、奥歯が生え始める1歳半ごろからスタートするのがおすすめです。
目安として、前歯上下4本とその横の歯(乳側切歯)が生えそろってきた頃がちょうどよいタイミングです。フッ素の効果はおよそ3か月ほど持続しますので、年に4回ほどのペースで定期的に塗布を受けることで、虫歯に強い歯を育てていけます。 -
子どもの歯並びが気になります。どうしたらいいですか?
定期健診の際などにお気軽にご相談ください。
当院では、矯正治療に関する無料相談を行っております。経験豊富な歯科医師が、お子さまの歯並びやかみ合わせを丁寧にチェックし、必要に応じた治療プランをご提案いたします。 -
乳歯が虫歯になったら、様子をみていても大丈夫ですか?
自己判断で様子を見るのはおすすめできません。
虫歯が疑われる場合は、早めに歯科医院で診察を受けましょう。初期の虫歯や、生え変わりのタイミングによっては経過観察となることもありますが、それは歯科医師による診断があってこそです。初期虫歯とは、歯の表面(エナメル質)のみにとどまっている状態で、毎日の丁寧な歯磨きによって進行を止められることもあります。ただし、ケアが不十分だったり、甘いおやつや飲み物の摂取が多かったりすると、虫歯はどんどん進行し、治療が必要になってしまいます。進行した虫歯は自然には治らず、放置すると痛みが出たり、後から生えてくる永久歯の形や位置に悪影響を与えたりすることもあります。そのため、早期の受診と必要に応じた治療が大切です。