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インプラントは痛いの?痛みを感じやすいタイミングや緩和法について。

こんにちは。
大阪市西区阿波座の歯科医院、本町ノーブル歯科 矯正歯科です。

昨今、抜歯後の治療方法としてブリッジや入れ歯に変わり注目されているインプラント治療ですが、オペが必要となると、痛みに自身が耐えれるのかなど不安要素が多い方もいるのではないでしょうか?

本日はインプラント治療における痛みが起こりやすいタイミングと、その対処法について解説していきます。
 

* 痛みが起こりやすいタイミング5選

 

 
一般的にインプラント治療では痛みを伴うケースは少ないと言われていますが、痛みが出やすいタイミングをお伝えします。
 

タイミング① 麻酔

どうしても痛みを感じるイメージの強い歯科麻酔ですが、基本的には表面麻酔(塗り薬の麻酔)をするのでその後の局所麻酔では痛みを感じにくいです。
痛みを感じるのは局所麻酔ですが、手でぐっと押す際に痛みが伴いやすいため、電動の注射器を使用することで痛みを緩和できる場合があります。
 

タイミング② オペ中

オペ中は麻酔が効いた状態なので、痛みを感じることはありません。
しかし、麻酔の効き方には個人差があるため、同じ量の麻酔を使用していても効果の持続時間に差が出る可能性も考えられます。
万が一、違和感を感じられた場合には必ず医師に申し出ること、また痛みに弱いなど心配な方は事前に担当医へ相談されることが望ましいでしょう。
 

タイミング③ 麻酔が切れた後

麻酔が切れた後、患部に痛みが出る可能性があります。
インプラント自体は顎の骨の中に埋入するため、通常骨には痛覚が無いため痛みを伴いません。しかしインプラントオペ時に、骨が少ない場合の増骨治療や、歯茎の移植などを同時に行う場合、歯の周りの組織(主に歯茎)に痛みが出やすい傾向にあります。

インプラント埋入のみの場合、多くは処方された痛み止めで治る範囲ですが、心配な方は担当医へ事前に確認するようにしましょう。
 

タイミング④ 抜糸時

一般的に1週間〜10日後に抜糸を行います。
抜糸時の痛みは一過性のものですので、少しチクっとする痛みがありますが、心配な方は表面麻酔や注射針麻酔を行うことも可能です。
 

タイミング⑤ 手術後一定期間経過後

手術後、痛みや腫れは1〜2週間程度残る可能性があります。一時的に出血を伴うケースもありますがどちらも自然に回復してきます。万が一痛みや腫れ・出血等が一向に改善しない場合は速やかに担当医へ相談しましょう。
 

* 痛みを緩和する方法

 

 
痛みを抑える方法は一般的に局所麻酔ですが、その他にも痛みを緩和する方法を取り入れている歯科医院もあります。
 

精神鎮静法

 
麻酔をすれば痛みは無いと頭では理解していても、歯科医院では歯を削る音やにおいなど治療が苦手な方も多く見受けられます。インプラント治療を行う場合、治療時間も長くなるケースもあるため、精神的にしんどくなってしまうのではないかと心配される方におすすめな精神鎮静法を紹介します。
 

① 吸入鎮静法

笑気と呼ばれる麻酔ガスを吸入することで、不安感や恐怖心を抑えリラックスした状態にすることができます。歯科治療に対する恐怖心を感じやすい方だけでなく、痛みを感じにくくなる作用もあるため、痛みに不安を感じている方にもおすすめです。
 

② 静脈内鎮静法

吸入鎮静法よりさらに高い効果を持つ鎮静薬を血管内に注入する方法です。吸入鎮静法では十分に効果を得られないケースや、親知らずの抜歯やインプラント手術などの処置を行う場合に適しています。
強い効果が得られる反面、安全に行うためには全身麻酔に準じた設備や技術が必要となります。
 

* 痛みを抑えるポイント5選


 
インプラント処置中の痛みは術者サイドにゆだねられますが、処置後の痛みは患者様の行動の影響も大きく影響を受けます。場合によっては痛みを増幅させてしまう可能性があるため、注意事項は医師の指示を守るようにしましょう。
 

ポイント① 喫煙を控える

喫煙はニコチンの血管収縮作用により、血液循環が悪くなり切開した傷口の回復にも影響を与えます。当院では術前1週間・術後3週間は喫煙を控えていただいております。
 

ポイント② 飲酒を控える

インプラント手術後、1週間ほどはお酒やアルコールを控えることが望ましいです。
その理由として、血行が良くなることで出血しやすい状況となり、傷口の治りが悪くなる可能性が考えられるためです。
また、手術後は痛み止めや抗生物質などのお薬を服用していただくのですが、アルコールと抗生物質の同時摂取はお互いの作用を阻害するため、抗生物質が効かなくなる恐れがあります。
 

ポイント③ やわらかいものを食べる

インプラント手術後は、患部での飲食は避けできるだけやわらかいものをお召し上がりください。お粥や柔らかい麺類などが好ましいです。
インプラントと顎の骨が結合するまでの期間、硬いものなどを噛んでしまうとズレが生じる場合や、痛みが出てしまう可能性もあるので注意が必要です。
 

ポイント④ 患部に歯ブラシを当てないように気を付ける

インプラント手術後、ホームケアの際には一定期間患部に歯ブラシを当てないようにしましょう。患部以外の歯面には歯ブラシを通常通り当てますが、患部は抜糸までの期間はうがい薬のみで対応することが望ましいです。
しかし、前歯のインプラントの場合、審美領域のため仮歯が入ります。仮歯は非常に歯垢が付きやすいため、患部には当てずに優しく仮歯のみは歯ブラシを当てるのが理想的です。
お口の中の状態によって、歯科医師・歯科衛生士より指示があるため、注意してホームケアを行いましょう。
 

ポイント⑤ お風呂を控える

インプラント手術後は、お風呂をはじめとする入浴に関しても注意が必要です。
手術後1〜2日は湯船に浸かったり、サウナなどは控えましょう。シャワーも高温で浴びる場合、血液循環が良くなる傾向があるため、注意が必要です。
 

* まとめ

 

 

本日はインプラント治療時における痛みについて、そのタイミングや緩和法、痛みを和らげる方法について解説しました。

インプラント治療は手術が伴うと聞くと、心配や不安なことが多いかと思います。しかし、治療中に関しては麻酔によって痛みを感じることはほぼ無く、術後の痛みも1〜2週間で落ち着くことがほとんどです。
インプラントに関しての不安やお困りごとは事前に解決してから治療に挑んでいただけたらと思います。
当院では検査をしっかりと行い、治療計画を丁寧にご説明した上で治療に移行します。
 

当院のインプラント治療について


 

症例紹介

セラミック・インプラント治療『銀歯をしっかり治したい。』(淀川区・47歳・女性)

インプラント治療「被せ物が外れ、歯がなくなってしまった」(淀屋橋・45歳・女性)

セラミック、インプラント治療「咬むと歯が痛い、銀歯を治したい」(本町・50代女性)

 

監修者情報

谷口 貴一 本町ノーブル歯科 矯正歯科 院長

2013年に大阪歯科大学を卒業後、兵庫県の医療法人の矯正・小児歯科クリニックと大阪歯科大学口腔インプラント科で臨床研修修了。その後1年間大阪歯科大学口腔インプラント科病院員勤務。翌年、大阪市内の医療法人にて8年間勤務。2022年7月より本町ノーブル歯科 矯正歯科開業。

保有資格
・ 美容師免許
日本顎咬合学会認定医
インビザラインドクター

年間130日以上学会やスタディーグループに参加し、現在は若手の歯科医師を自身のスタディーグループで指導。ほとんどの難症例を治療することができます。
院外ではプライベートのSNSで国民に向けて歯に関する情報を発信し続けており、遠方からのご来院もいただいております。

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