2023.03.18

治療前に知っておくべき！インプラントのメリットとデメリット！

＊インプラント治療をご検討中の方へ

どんな治療にもメリット・デメリットはつきものですよね？インプラント治療も同様です。
メリット・デメリットをしっかりと理解した上でやってよかったと思っていただきたく、
本記事では、インプラント治療のメリット・デメリットについてご紹介させていただきたいと思います。ご参考にしていただければ幸いです。

＊インプラントにする５つのメリット

①ご自身の歯と同様に噛むことが出来る

インプラントの大きなメリットの１つとして、ご自身の歯と同様に噛むことができることがあげられます。入れ歯やブリッジなどと違い、人工歯根を顎の骨に直接埋め込み、固定されしっかりとした土台となっているため、硬い食べ物を食べる時も問題なく噛むことが出来ます。

②審美性に優れている

保険適用の人工歯は、どうしても色味が不自然です。また、入れ歯の場合は金具の部分が見えてしまうことがあります。しかし、インプラントはご自身の歯のように自然で周囲に気づかれることがなく、違和感もありません。そのため、審美性に優れていることも特徴のひとつです。

③健康な歯に悪影響を与えない

失った歯の治療方法として、ブリッジを選択した場合、残っている健康な歯を削る必要が出てきます。また、入れ歯を選択した場合も両サイドの歯にクラスプといった金具の爪をかけるため負担が大きくなってしまいます。しかし、インプラントが基本的に周囲の歯を支えにせず、独立した治療が可能であるため、健康な歯に負担をかけずに済みます。

④骨が痩せるのを防ぐことが出来る

ご自身の歯は、歯の根っこが顎の骨に埋め込まれているため、歯を失ってしまうと顎の骨が次第に痩せていってしまします。一方、インプラントは直接顎の骨に人工歯根であるインプラント体を埋め込むため、顎の骨に直接刺激が伝わるようになり、顎の骨が痩せいてしまうを防げるのです。

⑤正しく使えば長期間使い続けられる

インプラントは、正しいケアを行うことにより、20年以上も使い続けることが出来ると言われています。ご自宅でのセルフケアと併せて、歯科医院でのメインテナンスをしっかりと行うことで長持ちさせることが出来るのです。

＊インプランにする５つのデメリット

①保険適用外で治療費が高額になる

インプラント治療は、原則保険適用外の自由診療です。そのため、保険適用での歯科治療と比較すると費用が高額になります。

②長期的な治療になる

インプラント治療は、通常の歯科治療に比べ、治療期間が長期になることが多いです。埋入したインプラント体が顎の骨と結合するまでに時間を要するからでもあります。治療期間は症状により異なることも多いため、事前に歯科医師に目安を確認しておくと良いでしょう。

③手術が必要

インプラント体を顎の骨に埋め込むための手術が必要です。麻酔でお痛みは軽減されますが、それでもお身体のご負担は大きいかと思います。そのため、手術当日は、体調を整えた上で手術に臨むほか、持病や服用中の薬についても事前に歯科医師に伝えご相談されることをおすすめします。

④治療後はメインテナンスが必要

インプラント治療は治療が終了すればそれで終わりというわけではなく、定期的なメインテナンスが重要です。セルフケアはしっかりと出来ているか、また何か不具合や異常は起きていないかをチェックします。そうすることで、トラブルを未然に防ぎ、長期間使い続けられます。

⑤感染症のリスクがある

感染症で起こりうるものとして、インプラント周囲炎があげられます。何らかの原因で歯周病菌がインプラントと歯茎の間に入り込み、炎症を起こす病気です。
インプラント周囲炎は、インプラントの脱落の可能性がある他、健康な歯を失うリスクのある感染症です。治療の際には、歯周病菌が患部に入り込まないように最大限の配慮は致しますが、100%防げるわけではなく、治療後にインプラント周囲炎を発症することもあるため、定期的なメインテナンスがとても重要です。

＊メリット・デメリットを理解した上で治療に臨みましょう。

ここまでお読みいただきありがとうございます。インプラント治療のメリット・デメリットはご理解いただけましたか？
インプラント治療は、しっかり噛めず美味しくお食事が出来ないとお困りの方には
これまでの日常生活が劇的に変わり快適にお過ごしいただける治療方法ではないかと思います。
しかし、デメリットを理解していないと「思ったりより治療が長かった」「インプラント歯周炎になってしまった」などの可能性が大いに考えられます。
そのようなトラブルを未然に防ぐためにもよく理解しておきましょう。